春雨寺 しゅんぬじ 俗称:はるさめでら

出羽上山に領主土岐氏が創建した春雨庵が延宝元年(1673)土岐頼行のとき、
江戸・品川宿、東海禅寺境内(現在地)に移建され、
幾つもの変遷を経て今日に到っている。
先々代住職のとき、昭和23年、宗教法人法施行を期に大徳寺を離れ、
単立(たんりゅう)寺院となる。以来、何れの宗派にも属さず、
先々代・先代住職の宗教理念、仏教解釈に基づいて単立を堅持し、
世襲で今日に至っている。かつては臨済宗に属していた。

江戸の時代、品川宿の十余の塔頭を擁した東海禅寺の内にあって
春雨庵(しゅんぬあん)と呼ばれていた寺院であり、とり分け、
第三将軍徳川家光から東海禅寺の開山に迎えられた沢庵和尚には縁りの深い寺院である。沢庵さんの絶筆とされる『夢』一文字の書や雲谷筆与の筆による絹本墨画『沢庵和尚像』、土岐頼芸の筆による紙本墨画『鷹図』などの東京都指定有形文化財を所蔵している。

春雨寺外観
お堂

寺務所と講堂の入口を右に見て正面に小さなお堂。
『如来堂』の扁額がかかっている。
このお堂がこの寺の本堂。
飾り気のない須弥壇の厨子に室町時代の作と云われるご本尊がまつられている。
足下の黒御影の床石に五色のステンドグラスの格天井が映り、
さわやかで特異な小空間で法事が営まれる。

多くの檀信徒が戦争で家や職を失い、郷里に帰ってしまった結果、檀家が激減。
寺の運営の形も自ずと変化。法事に寄る人の数も20名を超すことが無くなった
ことが理由で本堂の規模は実質的に椅子式20名とされた。

画像:お堂
講堂
法輪
摺りガラス管と色ガラスによる
華やかな法輪で飾られた
玄関ロビーを持つ講堂には
130の固定椅子と奥行き
5.4メートルの舞台が設けられていて、
寺の教宣活動に場を提供している。
画像:講堂
画像:講堂
アクセス
  • 東京都品川区東品川 4-11-8
  • FAX. 03-3491-1254
  • ・JR山手線/りんかい線/埼京線/湘南新宿ラインの「大崎駅」
    夢さんばし口より徒歩約10分
  • ※連絡デッキにて、大崎ゲートシティ内を通り抜けると便利です。
  • ・京浜急行「新馬場駅」より徒歩約10分
画像:

JR大崎駅から山手通りに出て東へ15分、居木橋を渡り新幹線と山手線のガードをくぐったところ。京浜急行・新馬場駅を降り、第一京浜と山手通りの交差点から山手通りの右側を西へ10分、東海道本線のガードをくぐって第一三共の隣り。8階建ての足元にある。

画像:

小さなサツキの植込みに囲まれてコンクリートの塊に埋め込まれた三枚の陶板の『春』『雨』『寺』を右に廻りこみ、屈曲したコンクリート塀と手摺にいざなわれて石段を上り、参道を進む。

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Be Happyについて

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幸せになる
はじめまして。
池上季実子です。

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画像:Be Happy 池上季実子画像:Be Happy 池上季実子
皆さんは、御先祖様、そして御両親から、この世に生を受けて、何年目になられますか?
その歩んで来た人生、御自身も沢山の思いや経験を経て、沢山の方に支えられ、助けられて、今の自分が居らっしゃるはずです。
思い通りにならずにいる事も沢山おありでしょう。
でも、元気であれば、気力も保てて、次へ進む事も出来ると思います。
老いて行く事には勝てないけれど、上手に歳を重ねて、自分の人生を、なるべく健康に楽しく終いに出来たら…私はそんな風に思います。
去年、両親を立て続けに喪い、更に、その思いは強くなりました。
華やかな事が好きだった母、長い間の闘病の間に歩く事も出来なくなり、お洒落をする事もしなくなり、最後は、ただベッドに寝ている事しか出来なかった母でした。
治療の為とは言え、その姿は母のプライドを傷つけてしまってるのではないか…。
もしかしたら、途中から生きる事を諦めてしまったのではないか…。
「誤嚥になると困るから」と飲みたい物も止められてしまった母…誤嚥になっても、好きな飲み物をゴクゴク思い切り飲ませてあげたいなと何度も思いました。
身体は治療できてるのかも知れないけど、母の心は病んで行ってしまってるのではないか⁉️
何が良くて何が悪いのか…
こんな制約が沢山付いて、母は今、幸せなのだろうか?
生きたいだろうか?と悲しくなる事も沢山ありました。
本人は勿論、家族も様々な心の葛藤が生まれました。
家族の一員に病人が1人居るだけで、本人は勿論、家族全体の生活も心も変わってしまう。
皆さんは御自分の人生を主観でなく、引いて眺めて見た事はありますか?
そして、今の自分、そして『これからどう生きたいか?』『どう、終いにさせて行きたいか?』
考えてみた事がありますか?
よく、「私はもう良いのよ、年だから…」と仰る方が居るけれど、どうしてどうして、その年齢には、その年齢の生き方、楽しみ方があって良い筈!
50歳代、60歳代、70歳代、80歳代、90歳代の生き方・楽しみ方が。
今や高齢社会、80歳は当たり前の時代ですよー。
それなら、早くから老いて行く準備をして行けば、その先は準備した分、少しでも、楽しく、愉しく元気に歳を重ねて行けるのでは。
手遅れなんてありませんよー。
今から始めれば、何もしないよりは1歩進む訳ですから。
70代、なんと、80代の方でもバリバリ働いていらっしゃったり、趣味を持っていらして、元気に活動なさってる方も沢山いらっしゃいます。
皆さん、御自分の体調が悪くなった時、誰か傍にいらっしゃいますか?
お独りですか?
私は独り暮らしなんです。
ですから、尚更、元気でいなくちゃ!
ボケない様にしなくちゃ!
いざと言う時に、自分や周りに、心や色んな負担掛けずにピンコロで終いになりたい!
今まで以上に自分のお尻を叩いて、生きて行こうと切実に思う私です。
頂いた命、生かされてる命と上手に向き合って行く、生きる事にイイ意味で貪欲に!諦めない!
そんな事を皆さんと一緒に考えて行けたらと思い
「Be Happy」と言うグループを作りました。
良かったら御賛同下さいませ。
Be Happy
池上季実子